Online Vol.3.2 [97/3/10]
■3/10 ■ここの所立て続けに何かしら描き続けていたせいか、終わったとたんにそのフォローと反動が凄くって・・・しばらくの間頭が冬眠してしまいました。 冬の情報や近況が遅くなってしまってごめんなさいでした。 ■先ずは三月館/冬の新刊のお知らせから・・・ ★『薔薇の荘苑』森シリーズ4作目+ショ−ト・B5/54ページ ★『シルクムーン』月をテーマにした企画本・A5/66ページ 「今年の冬は本を2冊出すぞ〜〜!」・・・っと公言して、わざと後戻り出来なくしていた手前、本当にマジに根性入れて頑張りました! 夏に出した長編64ページの事と言い、なんか現役でプロやってた時よりもページ数描いてるよ〜な気がするなァ(苦笑) 初登場でいきなり裏表紙! 今回このお方が結構気に入ってます。 原画展やったお陰でまだ勢いが残ってて、フルカラー表紙なんかは結構いいセン行って るんじゃないかと思ってるんですが(いかがなもんでしょ〜?) ★97’の予定/その他 三月館の方では来年も『森シリーズ』をいくつか描いて行こうと思ってます。 それから、もしかしたら・・・その合間に久しぶりに『のばら森』のシリーズを1本入れるかもしれません!? ネームをやっていていまいち気に入らなかったもんで、そのまま流して別の長編を入れてしまったの。(それが『謳う竪琴』でした) でも、実際にどうなるかは『神のミソシル』・・・なのでした〜〜! ★去年と今年にかけて2回程描かせて頂きました<月刊グリーンパワー>の97年分にまた、3か月毎に1本(計4本)のイラストコラムを描く事になりました。 『猫庭の日々』の四季の移り変りなんかを描いてみようと思ってます。 書店販売していない本なので、例によって郵便振込の申し込みが必要となりますが、それでもよろしかったら見て頂けると嬉しいです。 ■冬のイベント&近況 12月29日のコミケではゴーカなばらの花束に紅茶、手作りのお菓子やお土産&自作の本にetc・・・と、差し入れを下さった皆様どうも有り難うございました。 同じく私の生まれ月でもあった、この12月に入ってから「事務局」宛てに、クリスマス&バースデーを兼ねたプレゼントがいくつか届いてて、本当に有り難かったです。 (え〜〜と、もし可能ならば差し入れに住所と名前を入れておいて頂けると良いのですが・・・これ、結構忘れちゃってる方が多いので)←時間がある時にお礼状、もしくは「気まぐれ通信」などをお送りしたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。 お陰様で年末の大きなイベントも終わり、ほっと一息ついてます。 わたしゃど〜も・・・人の多過ぎる場所ってのが得意じゃない方で、実はイベントってのが半分辛い処でもあったりするんですよね(ほんと〜はね) でも、本を読んでくれていて、それをとても気に入ってもらえてるって事を直に耳に出来るってのはサイコーに幸せな事で、その為に行ってるのかもしれないナ〜? これこそまさに「描き手冥利に尽きる」ってもんですよね。 またよろしかったら、冬の新刊へのご感想などもお聞かせ下さい。 楽しみにお待ちしております。 ■ここで・・・いつもと趣向を変えて、私の好きな画家などをちょこっとご紹介して行こうと思います。よろしかったらお付き合い下さいね。 ■先ずは<ブライアン・フラウド> 映画『ダーククリスタル』と、アラン・リーとの共著『フェアリー』(サンリオ刊)で日本でも一躍有名になった人なので、御存知の方も多い事と思います。 ダーククリスタルの数年前から映画が上映された頃にかけて、結構頻繁にイラスト集が輸入されていましたが、この頃めっきり見かける事が無くなってしまいました。 最近は大分作風も変化してしまった様で、見かけた時にあの、ダーククリスタルのイラストを描いた人と同一人物の作品とはとても思えなくて、じっくりとイラストレーターの名前を確認してしまったほど。 『これって本当にフラウド!?』・・・っていう感じ。 夏頃にフラウドが挿絵を手掛けていたパトリシア・マキリップの本を見つけましたが、これの他に何かイラスト集などを御存知の方はいないでしょうか? 昔の本の復刻なんてのはもう、やらないんでしょうか!? もしもフラウドの現在の活動に詳しい方がいらしたら、ぜひ情報をお待ちしております。どうぞよろしくお願いしま〜す! ■次に好きなのが<マリョレイン・バスティン>←発音がちょっと違うかも? この人も一部には有名なイラストレーターで、偕成社から『ねずみのベラ』シリーズやナチュラル・ダイヤリーを出していた方なので、御存知の人も多いかもしれません? この人はかなり沢山の数の本を出してるらしいんですが、なにしろそのことごとくがISBNの入ってないグリーティング扱いの本ばかりなので、取り寄せどころか、どうやって出ている本のタイトルを調べたらいいかさえわからない・・・ってな、とんでもないイラストレーターなのでした! 主に植物と動物を中心としたイラストを描いてる方で、独特のあたたかい色使いが本当に好みで、も〜〜めっちゃホレてます! イエナ洋書店で来年のカレンダーを4種も見つけてしまった時には、イキオイで全部買ってしまったほど(笑) 丁度、冬の新刊用の原稿を入稿した後だったもんで、歯止めが聞かなかったんでちゅ〜。この人の情報もぜひお待ちしております!←特にイラスト集などの本の情報をぜひお願いします! グリーティングカードはたまにお店で見かける事もあります。輸入ものだったり日本のメーカーで、中に書いてある言葉を翻訳して出してる物だったり・・・ でもこれも滅多に見つかる事はないんですよね〜!本当に運の良い時だけ。(バスティンはアメリカの方が手に入れやすいというもっぱらの噂ではありますが・・・?) ■・・・でもって、次に<ミヒャエル・グリーン>←これも名前の読み方が違うかも? 私の知ってるこの人の本というのがとにかく一冊きりで、それも10年以上前に注文してから、品物が入荷されるまでに半年近く待たされたという代物。 羊皮紙に印刷されたユニコーンの本で、この本が輸入された数年後のある日、同じ本からのイラスト仕様のポストカードブックってのを偶然見つけまして、けれどもこの本を最後にまったく見かける事が無くなってしまいました。 3年かそこいら前にスペシャルヴァージョンとして、アート系の紙に印刷された再版本が出たという話なのですが、注文も兼ねて調べてもらったところ・・・該当する本には当たらず、伝票を返送されてしまいました。ぐっすん。 これまた御存知の方がいらしたら情報をお待ちしております。 どうぞよろしくお願いしま〜〜す! ■大分長くなっちゃったので、とりあえずラストに<ターシャ・チューダー>を・・・ 画家としての一個人よりも、彼女自身の生活様式にとても興味があります。細くてきゃしゃな外見とは裏腹に、かなりパワフルな女性らしく、ほとんど素足で生活しているんだそう。 蝋燭やバター作りや裁縫など、だんだんと簡素化されていった物もいまだ全てが手作りで、特に何年にも渡って造園されてきた庭園の花々が本当に見事です! この、彼女の生活様式を映した写真集(ターシャ・チューダーの世界)は現在3冊ほど出版されていて、去年の初夏にクレヨンハウスで初めてこの本を見つけてからいっぺんでこの生活に魅了されてしまいました。 私が描いているささやかな世界『森のシリーズ』にも、少なからず影響があります。 唯一の不満は今年の11月に1冊だけ翻訳されて、本来の大きさよりも一回り大きい判のくせに値段がほとんど半額近くで発売されたって事だぁ〜〜! ↑くっそ〜〜!もっと早く翻訳して出してよねェ〜〜(べそべそ・・・) ・・・というところで、この辺でおっしまい。長々とお付き合い下さってありがとうござい ました。情報の方もよろしかったらお願いしま〜す! |